2004年10月01日
本日は書家、北川修久による講義「日本の書」を受講。

講義では甲骨文字等、漢字の成り立ちや発展、
かなへの移り変わりを追っていきました。
筆を使った実技も含まれていて、実際に北川氏の高級な筆を使い、
「線を引く」、という一見単純そうなことをしました。
書の基本である右を掠れさせるか、左を掠れさせるか、というもの+応用でしたが、
実はこれが結構奥が深く、線を1本引くだけでも、
「筆を持って紙に相対する自分と、その精神の方向性」、なんてことを教えられました。
また、「弘法、筆を選ばず」で有名な、弘法大師(空海)の代表作、
「風信帖」をお手本にやりましたが、
諺になるだけあって、凄いです。
国宝でもある「風信帖」とは弘法大師がライバル最澄に宛てた、消息。
内容は本当に何気ない手紙みたいですが、ライバルに出すだけあって、
その内容とは裏腹に完璧なまでの筆使いです。
1字1字、それこそ漢字を構成する1本の線ごとに複雑さがあり、
書き終わる頃には並の人間は心労で死ぬんじゃないかという程のものを感じました。
コピーでしたが、弘法大師の筆の迫力は十分伝わってきました。
なんて、中学校の書初めで「八方美人」(しかも下手)と書いた僕が言っても説得力はないんですが。