2004年11月09日

昨日の続き...

さて、残りはLe Canard à L'orange
そしてサルバトール・ダリ + ディズニーによるDestino
 
 Canard a l'orange

The Orchestra上映中には半分寝ていた連れも、
さすがに起きだして、続くLe Canard à L'orange(画像)を鑑賞。

この作品は題名の通り、"鴨のオレンジソース蒸し"を作ろうとする、
男だか女だか分からない「主婦」を描いた、幻想的なショートフィルム。
この「主婦」は監督の Patrick Bokanowski 自身が演じている。


全編にデジタルのエフェクトがかけられており、画面は終始波打ったような状態。
これまた結構安い感じのエフェクトなんですが、
背景の家具や登場人物の像が可愛い感じに歪められて
意外と効果的に使われています。

内容は、もう本当にドタバタといった感じそのもので、
The Orchestraで疲れた心を適度に癒してくれます。
目は歪められた像のせいで疲れっぱなし。


最後のDestinoは、あのシュールレアリズムの巨匠、
サルバトール・ダリディズニーからのラブコールを受け、
製作に関わったというもの。 (ダリのことだから金に目が眩んだのかも…)

ディズニーとしては傑作「ファンタジア」と比較しうるような
長編アニメーションの一挿話として作ろうとしたらしいのですが、
ディズニーダリの描いた世界観を気に入らなかったのか、
1945年から製作を始めたこの作品は、1946年には製作が中止に。

パンフレットにも「常軌を逸した企画」と書いてある通り、
シュールレアリズムな世界観で構成されたこの作品は、
随所でダリの絵ではお馴染みのモチーフが登場し、
ディズニーらしいところといえば、主人公の女の子だけ。
しかし、この女の子も途中でダリ的な姿に変容したり。

1946年製作ということで、レトロな映像を期待していた僕は、
CGをふんだんに使った映像に軽く裏切られましたが、
逆にダリのキャラクター、世界観と質感を抑えたCGの調和が見事で、
同時に、登場するモノのディズニー的な動きも溶け込んでました。

なによりもダリの絵画中のモチーフが動いていたのに感動。
Le Canard à L'orangeと共にオススメです。

因みにLe Studioで無料で上映されている作品は、
予約を入れることで、誰でも観ることが出来ます。

 
予約先や、基本的なインフォメーション :
上映日 : 10月23日~12月11日 / 毎週土曜日
上映時間 : 11:00 / 14:00 / 16:30
maison-lestudio (at) hermes.co.jp
TEL 03-3569-3640
予約は基本的にメールで、だそうです。

また、エルメス銀座店Le Studioは、
この色とファンタジー IVを最後に、改装工事を始めるそうです。
次回の上映は2006年になる、とのことなので、
観たい人は早めに予約が必要かも知れません。

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