2005年03月23日

戦国の世を生きた、織田信長(1534~1582)

以前、大河ドラマで織田信長の家来として立派な体格をした黒人男性が登場し、
不思議に思った視聴者がいたという話を聞いたことがありますが、
(当然ながら)この家来は実在した人物。

織田信長には様々な家来がいましたが、その黒人の家来についての話。
 
 雑学:織田信長には黒人の部下がいた

戦国時代の日本に黒人がいた理由

この家来は名を弥助(ヤスケ)といいましたが、
そもそも、何故戦国の時代に黒人が日本にいたのでしょうか。


黒人(ネグロイド)は、元々はアフリカ大陸を中心に暮らしていましたが、
ヨーロッパ人からの侵略を受け、奴隷として徴用された歴史があります。

徴用された黒人達は、ヨーロッパ人がその活動域を広げた時代、
つまり大航海時代(15世紀中頃~17世紀中頃)に、
ヨーロッパ人達の奴隷として、世界中の国に連れて行かれることになりました。

日本にも宣教師が黒人を連れてくることがあり、
弥助もイエズス会の宣教師が奴隷として連れてきた黒人の一人でした。


信長の家来になった経緯

信長は最初に弥助を見た時に、彼が全身を黒く塗っているのだと思ったそうです。
まだ日本では黒人が珍しい(というか全くいなかった)時代。
無理もありません。

信長は、元々肌の黒い人間がいるのだと説明されても中々信じられずに、
肌に塗っているものを落とそうと、家来に弥助の体を洗わせたそうです。

しかし、当然いくら洗っても色は落ちなかったので、
信長はようやく肌が黒い人間がいるのだということを納得したのと同時に、
非常に興味を持ち、この黒人青年を引き取ることにしました。

そして、信長は彼の名前を弥助と改め、常に傍に置いた、というのが
信長が黒人の家来をもつことになった経緯です。


また、本能寺の変の時にも弥助は信長の傍にいたという話ですが、
その後彼がどうなったかは不明とされています。
なんとか生き延びた、ということではあるみたいですが…。

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