2005年04月23日

謝罪、陳謝、お詫び等など、
TV等のニュースでは最近しきりに誰かが誰かに謝る、
謝らせようとする、といったものが多いです。

色々と事情があってのことでしょうが、
この「謝罪」を表す言葉にはどんな違いがあるのでしょうか。
 
 詫び、陳謝、謝罪の種類

なにはともあれ、最初に調べてみることに。

言葉それぞれの意味
謝罪自分の非について詫びる行為全般
陳謝自分の非について事情を述べ立てて詫びる行為
詫びる自分の非を認め、相手の許しを請う行為
謝る悪かったと思い、相手に許しを願う行為

こうやって見てみると、どれも大差ないように思えますが、
まず最初に分かることは、謝罪が誤る行為全般を指すのに対して、
陳謝は謝罪の言葉、つまり「詫び言」を前提にしているところ。

つまり言葉を伴っている分、「謝罪」よりも「陳謝」の方が丁寧に謝っていることになります。
 
例えば、詫びの一言も無しに申し訳なさそうに1億円をポン、と貰った(あげた)場合、
それは単なる謝罪であり、陳謝とはならない、ということになりますので注意。
1億円分の紙幣1枚1枚にそれぞれ「ごめんなさい」と書いてあれば話は別ですが。
 
詫び言のある、なしで単語が変わってしまうところが、
「謝る」という行為において、いかに「言葉」が重要かを表しています。


さて、その「謝る」、そして「詫びる」の違いについて。
これは殆ど同じ意味ではありますが、
 
「謝る」は、率直に許しを請う場合などに、普段使われる口語的言葉で、
それに対し「詫びる」は、自分の困惑の情を表す意が強く、改まった言い方、とあります。

また、「謝る」は「誤る」と同じ語源から派生したものであることからも、
「謝る」には自らの誤り、間違いについて申し訳なく思うというニュアンスが含まれ、
 
反対に「詫びる」は、例えば「おわび」を「御詫び」と書くことから分かるように、
敬った言い方であることが分かります。
「御謝り」という言い方はしないし、逆に「平詫び」という言い方もしない。
因みに、詫びるは「わびさび」の「侘び」と同源。


そして、「謝罪」「陳謝」がそれぞれ意味として「詫びる」とあることから、
 
( 陳謝謝罪 ) ≒ 詫びる >> 謝る
 
という数式じみた関係でそれぞれを理解することができます。
 
※お詫びは十分に丁寧な謝り方であり、
陳謝、謝罪を「おわび」と表現することもあることから、"≒"を使用。


皆さも、謝る行為を表す言葉を上手に使い分けて、
謝りたい相手にクールに詫びを入れましょう。


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